こんにちは!
公益法人・学会・業界団体・保育所会計を専門とする会計事務所、株式会社アダムズの堀井淳史です。
最近、社会福祉法人以外の認可保育所が増えてきました。
認可保育所の運営にあたり資金収支分析表というものの理解が必要不可欠となりますが、この「資金収支」という内容について理解がむずかしいという方が多くいらっしゃいます。
一般企業のキャッシュフロー計算書とも概念が異なりますので、通常の公認会計士や税理士でも誤解しているケースが多いです。
管轄の市等により若干の違いはあるかもしれませんが、資金収支とは一般的に流動資産と流動負債の増減を表したものを言います。
(ただし、すべての流動資産や流動負債が対象となる訳ではなく、一部含まれないものもあります)
資金収支が、流動資産と流動負債の増減を表すものであるため、一般の損益計算書とは差異が生じます。
分かりやすい例としては、固定資産の購入です。
固定資産を購入した場合(金額が多額の場合)、損益計算書では資産計上し、減価償却費として費用処理を行います。
したがって、損益計算書では、減価償却費のみが費用に計上されます。
一方、資金収支の場合、固定資産の購入(現金で購入を想定)は、現金が減少したことにより流動資産が減り、固定資産が増えますので、固定資産の取得支出などの科目で資金収支のマイナスとして処理されます。
また、減価償却費は、固定資産の減少と正味財産の減少と、流動資産や流動負債に影響を与えないため資金収支には表現されません。
このように資金収支と損益は異なる概念となりますが、保育所の場合には資金収支を重視するため、通常の株式会社の損益計算書とは別に資金収支計算を行う必要があることに留意が必要です。
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